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虫博士のアドバイス(第5回)

~梅雨時期はダニの移動に要注意~
ダニが最も増える梅雨の時期、
早めのダニ対策を

梅雨の時期は、カビが気になる方は多いと思いますが、ダニの発生も気にして欲しい時期です。1年の中で最もダニが増える時期は、梅雨の時期なのです。

6~7月にアレルギーの原因となるヒョウヒダニが大幅に増加することがわかっています。この時期(6月)の平均気温は約23℃、湿度は70%以上になります(東京の場合)。これは、実験室でヒョウヒダニを飼育する最適な温湿度とほぼ一致します。

最もダニが増えやすい梅雨の時期にむけた対策を、殺虫剤ブランド「バルサン」の開発を手がけるバルサン事業本部の亀崎宏樹(通称「虫博士」)が紹介します。

1.梅雨はダニが移動しやすくなる時期!
ダニはどうやって移動するの?

ダニは世界で約40,000種類!

はね は昆虫の移動手段のひとつですが、ダニには翅がありません。では、ダニはどのように移動するのでしょうか?

①屋外にいるダニの移動

植物寄生性のハダニは歩行による移動の他にクモのように糸を出し、植物からぶら下がり、風にのって移動することが知られています。一方、最近話題のマダニやツツガムシは、草むらで動物を待ち構え、動物が発する熱や二酸化炭素をたよりに乗り移り、吸血しながら移動します。

②屋内にいるダニの移動

アレルギーの原因であるヒョウヒダニは、鳥の巣から発見された報告例はありますが、ほぼ屋内の塵の中に生息しています。特にソファーや布を使ったイス、玄関の足拭きマット、カーペットといった場所に多く生息し、それらを利用した人の衣服に付いて移動することが多いと言えます。

梅雨の時期はダニの活動が最も活発になるため、人や物に付いて移動することが多くなると考えられます。この時期は、ダニの移動を減らすことが、ダニ対策のポイントです。

まずは、部屋にダニがいるかチェックしてみましょう。

2.簡単にできる「ダニのチェック方法」

ヒョウヒダニやコナダニの大きさは0.3~0.4mm程度で、肉眼で見ることは困難です。そこで、簡単にできるダニのチェック方法をご紹介します。

ダニのチェック方法1
① 5~10cm四方の黒色の紙を準備し、細かくしたビスケットやペットフードを紙の中央に置きます。
ダニのチェック方法2
② ダニが気になる場所に、紙を設置して1~2時間放置後、黒紙を確認します。
※粉のようなものが動くように見えます。それがダニです。

ダニが見つかったら、沢山いる可能性が高いと言えます。自分では気づかないうちにダニを運び、増える手助けをしているかも知れません。ダニの移動を減らして、効果的なダニ対策を行いましょう。

3.ダニの移動を減らして
効果的なダニ対策を

ダニの移動を減らすには、ダニが多くいる可能性がある所を把握することが重要です。以下の所をチェックして、効果的なダニ対策をしましょう。

①帰宅したら早めに着替えを

外出先でソファーやイスに座ることはありませんか?座ったソファーやイスにダニがいる可能性があります。特に、布やムートンなど毛足が長いカバーのものは要注意です。ダニの移動を減らすためにも、帰宅後、外出したままの衣服で自宅のソファーやイスに座るのは避け、可能であれば早めに着替えをしましょう。

②普段から持ち歩いている物も要注意!

ヒョウヒダニは、塵やホコリがたまる所に生息して増えます。「カバンの隅」や「上着のポケットの隅」に長い間ホコリがたまっていると、ダニの発生場所になる可能性があります。普段持ち歩いているカバンや上着をチェックし、定期的な掃除や洗濯などのケアをお勧めします。

目に見えないダニには、「くん煙タイプの殺虫剤」がオススメです。部屋の隅々まで殺虫成分が届くので、隠れているダニも効果的に駆除できます。ダニの死骸はアレルゲンになると言われているので、駆除後は掃除機をかけて取り除きましょう。是非、試してみてください。

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