ダニアレルギーの症状や対策、治療法は? 咳やくしゃみの原因とは

ここしばらく咳やくしゃみが続いているけれど、どうも風邪や花粉症ではなさそう……。そんなとき疑うべき原因のひとつが、ダニによるアレルギーです。

ダニアレルギーは、おうちがダニの多い環境になってしまっていればいるほど強く出る症状。しかし、ダニはその姿が見えないだけに対策がとりにくく、小さなお子さんがいるご家庭などでは特に、「子どもにアレルギー症状が出てしまったらどうしよう……」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。

今回はダニアレルギーが引き起こす症状やその治療法、対策について、詳しくご紹介していきます。

ダニアレルギーってそもそもなんだろう?

ダニアレルギーとは
そもそも、ダニという小さな生き物によって、どうしてアレルギー反応が起こってしまうのでしょうか?

ダニアレルギーは、ダニの死骸やフンを吸い込むことによって引き起こる症状。例えば、夏のあいだに繁殖したダニの死骸やフンが秋になって乾燥し、小さなチリになって空気中に漂うことで、それを吸い込んだ人の体内でアレルギー症状が出てしまうのです。

症状は、ダニのいる環境であれば1年中いつでも出る可能性があります。ダニアレルギーはアトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎といったアレルギー疾患の代表的な原因でもあるので、アトピーのお子さんや鼻炎持ちの家族がいる場合は、特に気をつけてダニ対策をしておきたいところです。

ダニアレルギーの原因、家に潜むダニ

原因となるダニ チリダニ(ヒョウヒダニ)
発生場所 カーペットやソファーなど
フケや垢、ホコリなど

おうちに潜み、ダニアレルギーの原因となるダニは、おもにチリダニです。チリダニは家のカーペットやソファなど、人が生活する場所にもっとも多く生息していて、フケや垢、ホコリなどに含まれるたんぱく質を餌として生きているダニです。

ダニアレルギーの症状は? 花粉症との違い

ダニアレルギーの症状と花粉症との違い
ダニアレルギーによって引き起こる代表的な症状には、次のようなものがあります。

・アレルギー性鼻炎

発作的なくしゃみや鼻詰まりなどが続くほか、さらっとした透明な鼻水が出るのが特徴です。

・アレルギー性結膜炎

目のかゆみや充血、異物感などを感じたり、さらさらとした目やにや涙が多く出るのが特徴。原因として、ダニはもちろんですが、コンタクトレンズの汚れによっても症状が引き起こることがあるため、使用している人は注意が必要です。

・気管支ぜんそく

アレルギーの炎症によって気管支が狭くなり、呼吸がゼーゼーと苦しくなる状態を繰り返します。せきが続いたり、呼吸をするたびに苦しさを感じたりするのがぜんそくの大きな特徴です。

・アトピー性皮膚炎

皮膚のかゆみ、湿疹などが続きます。個人差がありますが、首や膝の裏、ももの付け根などに症状が出ることが多く、皮膚がざらざらと盛り上がった湿疹が特徴的です。

ダニは小児ぜんそくの90%以上のアレルゲン

ダニは、ぜんそく患者の80%以上の方が反応するアレルゲンと言われています。また、小児ぜんそくの約90%以上の原因となっているのがチリダニ類です。そのため、小児ぜんそくの症状を抑えるには、ダニの発生を少なくする環境整備が重要になります。

花粉症との違い

くしゃみや鼻水、目のかゆみといった症状が続いたとき、真っ先に疑うのは「花粉症」ではないでしょうか。どちらも症状は似ているものの、大きな違いは、その症状が発生する時期です。

スギやイネ、ブタクサなどをアレルゲンとする花粉症は「季節性アレルギー性鼻炎」と呼ばれ、花粉が飛ぶ春先や秋といった時期にのみ症状が現れます。しかし、ダニを原因とするアレルギーは季節に関係なくいつでも症状が現れてしまう可能性があるため、1年を通した対策が大切になります。

ダニアレルギーの検査方法と治療法

ダニアレルギーの検査方法と治療法
「自分や子どもに出ている症状、もしかしてダニアレルギーかも……?」と思ったら、まずは病院で検査をしてみることが大切です。

・検査方法

病院で行える検査方法は、皮膚テストと血液検査のふたつ。
皮膚テストは、アレルゲンの試薬を皮膚に少量のせ、専用の針で皮膚に小さな傷をつけることで、アレルギーがあるかどうかを判断するテストです。検査に必要な時間は、約15分。結果が短い時間でわかり、検査料金も比較的安いのが特徴ですが、アレルギーが強い人の場合は全身に症状が出てしまう可能性があるため、医師との話し合いのもとでおこなってください。

血液検査は結果が出るまでに5日前後かかることが多く、検査料金は5000~7000円前後とやや高額ではありますが、ハウスダスト(ダニ)だけでなく、他のアレルゲンについてもアレルギーがあるかどうかを調べることができます。花粉症やペットのアレルギーに悩まされている人にはおすすめです。

・治療法

ダニアレルギーの症状がつらい場合には、抗アレルギー薬を服用することがひとつの治療法となります。抗アレルギー薬は病院で処方してもらえるほか、ドラッグストアでも広く手に入りますが、かゆみやせき・鼻水といった症状を一時的に抑えることはできるものの、根本的な体質の改善はおこなえません。

一方、病院で受けることができるアレルゲン免疫療法は、アレルギーの原因物質を少しずつ体内に取り入れることで免疫を作り、アレルゲンに反応しない体質にすることを目的とした治療です。治療期間は約2~5年と長期間に渡ってしまうものの、約7割の人に効果が出るとされています。

免疫療法には舌の下に錠剤を入れて溶かし、それを飲むことでおこなう「舌下免疫療法」と、定期的に通院しながら注射をしていく「皮下免疫療法」のふたつがあります。

ダニの発生時期と発生場所に注意

ダニの発生時期と発生場所とは
せき、鼻水、ぜんそくといったさまざまアレルギーを引き起こす犯人であるダニ。ダニは夏場に増えるというイメージがある方も多いかもしれませんが、実は、その発生時期はさまざまです。チリダニはなんと、ほぼ1年中見られます。

ダニが大好きな場所は、高温多湿のじめじめとした環境。布団やマットレスといった寝具類やカーペット、ソファ、畳などが代表的な生息場所です。ダニを増殖させないためには、布団やマットレスは天日干しを定期的にすることを、カーペットやソファ、畳などにはこまめに掃除機をかけることを意識してくださいね。

ダニ対策には手順が重要。くん煙剤&掃除機を利用して

ダニ対策は手順が大事
ダニ対策のひとつとして掃除機をこまめにかけることをお伝えしましたが、その際に覚えておいてほしいことがあります。それは、掃除機はダニの死骸は吸い取ることができるものの、生きているダニにはあまり効果がないということ。生きているダニは、布団やカーペットなどの繊維にしがみついてしまい、掃除機にはほとんど吸引されないのです。

そのため、ダニを駆除するためには、ダニをまず確実に死滅させ、その死骸を掃除機で吸い取るという2ステップが必要になってきます。

生きているダニの駆除にもっともおすすめなのが、「くん煙剤」を使用すること。くん煙剤とは、煙や水の力で殺虫成分を部屋の隅々まで行き渡らせる薬剤です。霧タイプもお勧めです。ダニはもちろん、ゴキブリやノミといった害虫の息の根もしっかりと止めてくれるので、「このごろ家族の体調が悪そうかも……」「ダニと合わせておうち中の害虫を駆除したい」と思ったら、ぜひくん煙剤を使ってみてください。

くん煙剤を使用したあとは、目に見えないダニも含め、たくさん死骸がお部屋の中に残ってしまっている状態です。そのままおうちの中でくつろいでしまうと、アレルギー反応が起こってしまうこともあるため、ドアや窓を開けて十分に換気をおこなったあと、床や畳、カーペットなどに丁寧に掃除機をかけましょう。

ダニ対策のすべて。布団やカーペット、正しい駆除と予防を紹介!

アレルギーから守る、ダニ対策にはバルサン!

バルサンのくん煙剤は、使用方法をきちんと守れば、小さな赤ちゃんやお子さんのいるおうちでも安心してお使いいただけます。大切なお子さんと家族の健康を脅かすダニをしっかり退治して快適なおうちにするためにも、ダニが増える時期は特に対策を欠かさないようにしましょう!

レック株式会社

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