家の中に現れる虫の正体!? 人への影響や対策を紹介

寒い季節も終わり、暖かく過ごしやすい日が増えてきました。このような季節は、虫の活動も活発になります。虫は気持ち悪いだけでなく、病原菌を運ぶなど、人間にさまざまな「害」をもたらす憎い存在…。特に小さな子どもがいる家庭では、心配ではないでしょうか。

今回は、家の中に現れ害をもたらす虫「害虫」の種類や、人間への影響と対策についてご紹介します。

家に現れる虫は「害虫」?

家に表れる虫

「この虫はなんだろう…」ふと家に現れた虫を発見したそこのあなた、注意してください!
その虫は、人に被害をもたらす害虫の可能性があります。中には目には見えず、気付かないうちに被害を受けていることも。

害虫と言っても、その被害はさまざまです。
今回は「衛生害虫」「食品害虫」「不快害虫」の3つに害虫を分類し、説明します。

衛生害虫

衛生害虫とは、厚生労働省が定めたハエ・蚊・屋内塵性ダニ・マダニ・ノミ等をいい、病気を媒介して人の疾病の原因となるなど、衛生上の損害を与える害虫です。

食品害虫

次に、食品害虫です。穀物・乾燥食品・お菓子などに発生する害虫です。一般の家庭よりは食品工場や貯蔵倉庫などで問題となることが多く、食品への異物混入の危険が高い害虫となります。一度発生すると、食品そのものを廃棄しなければならない場合がほとんどです。

不快害虫

最後に、不快害虫です。見た目が気持ち悪い、悪臭を放つなど、人に不快感を与える害虫をいいます。「不快」と思わせるその存在自体に罪があるのです。不快の基準も人それぞれですので、不快害虫を定義するのは難しいと言えます。

家の中に現れる衛生害虫

衛生害虫

まずは病気を媒介する可能性のある、危険な衛生害虫の種類を見ていきましょう。

耳障りな「ハエ」

害:汚いところに発生し、赤痢・コレラ・チフス・ポリオ・O-157などの病原菌を媒介します。羽音が耳障りです。
侵入経路:ドアや窓、網戸の隙間など、どこからでも侵入します。家の中で卵を産み付けると、そこから新たなハエが誕生します。

衛生害虫として世界中で発生するハエは、自然環境よりも、人が生活している環境に生息しています。「うるさい」を「五月蠅」と表記し、漢字にハエ(蠅)が登場するほど昔から人間に嫌われています。食べ物に加え、糞やゴミなど汚物にたかります。

恐ろしい感染症を媒介する「蚊」

害:人間をはじめ哺乳類、爬虫類、両生類などから吸血します。日本脳炎・デング熱・ジカ熱などの感染症を媒介します。
侵入経路:ドアや窓、網戸の隙間など、どこからでも侵入します。

蚊のメスは産卵のために吸血します。その際にさまざまな感染症を媒介するので注意が必要です。幼虫であるボウフラは、空き缶・ペットボトル・バケツ・側溝・古タイヤ・植木鉢の鉢受け等、少しの水があれば孵化します。水たまりをなくし、ボウフラのすみかを無くすことが重要です。

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見えない脅威「ダニ」

害:アトピー性皮膚炎や喘息といったアレルギー性疾患の原因になります。
侵入経路:人やペットに付着して侵入します。荷物の段ボールなどと一緒に室内に入ってくることもあります。

ダニはすべての家にいると言っても過言ではありません。布団・カーペット・ソファなど、家の中のあらゆる場所に生息し、フケや垢、ホコリなどを餌としています。家の中で発生するダニの種類は、主にチリダニ(ヒョウヒダニ)・イエダニ・ツメダニです。チリダニは、糞や死骸がアレルギーの原因になり、イエダニはネズミに寄生するダニですが、人に吸血することもあります。ツメダニは他のダニ類を餌とする捕食性のダニのため、それら餌が増えることでツメダニも増殖します。

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油断大敵「マダニ」

害:重症熱性血小板減少症候群(SFTS)などの感染症を媒介します。
侵入経路:人やペットに付着して侵入します。

主に屋外に生息し、山や草地のみならず、公園・河川敷・庭など身近な場所での生息も確認され、その存在が問題視されています。人やペットに付着し屋内に侵入する可能性もあるため、注意が必要です。チリダニ・ツメダニと異なり、病原菌を媒介することが大きな特徴であり、人だけでなくイヌやネコなどのペットにも影響を及ぼします。

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ペットへの被害「ノミ」

害:吸血による痒み、アレルギー症状の原因にもなります。
侵入経路:人やペットに付着して侵入します。荷物の段ボールなどと一緒に室内に入ってくることもあります。

ノミは主に、イヌ・ネコなどのペットに寄生し吸血しますが、繁殖することで人間にも寄生し、吸血されると強い痒みを伴います。特にイヌやネコは寄生されると感染症を媒介される危険性もあります。市販されている薬剤やシャンプーなどを活用しましょう。

家の中に現れる食品害虫

食品害虫

食品に虫が発生する…考えただけでもゾッとしますよね。
食品害虫の種類はさまざまですが、ここでは特に注意したい5種類についてご紹介します。

米に発生「コクゾウムシ」

害:主に米びつ等に沸き、米を食べます。
侵入経路:外部から侵入することは珍しく、収穫後の米などに産卵されていて、購入後に米びつ等の中で孵化することが多いです。

「米食い虫」とも呼ばれ、米びつに湧くことの多い小さい甲虫です。米だけでなく、麦やトウモロコシ、パスタなどの穀類にも被害をもたらします。
穀類は15℃以下の低温で貯蔵し、容器に入れるなど侵入防止を心がけましょう。コクゾウムシが発生した場合は、幼虫が穀類内にいる危険性がありますので、処分することをおすすめします。

食品・畳に発生「コナダニ」

害:食品の劣化
侵入経路:食品を保存している袋の隙間から侵入します。

小麦粉・パン粉・ホットケーキミックス・お好み焼き粉、場合によっては畳などに発生することもあります。コナダニが発生すると、コナダニを餌とするツメダニも増加します。開封した粉物は、冷蔵庫で保温するとよいでしょう。湿気を好むため、換気を行うことも重要です。

マメゾウムシ類

害:ダイズ・ソラマメ・エンドウなど豆類を食べ繁殖します。
侵入経路:畑や倉庫に保全されている豆と共に侵入します。

幼虫は、マメ科の植物のさや・種子を食べます。卵は豆の表面に産み付けられ、孵化した幼虫は豆の中に潜り、豆の中で成長します。被害豆が見つかった場合にはすぐに取り除いてください。豆の中で成長したマメゾウムシを誤って食べてしまう危険性もあるため、長期保蔵している豆を食べる際には、繁殖していないか注意してください。侵入を防ぐため、密閉容器に入れ冷蔵庫で保存しましょう。

シバンムシ類

害:乾麺・乾物・畳・本などを食べます。アリガタバチの宿主になります。
侵入経路:ドアや窓、網戸の隙間など、どこからでも侵入します。

日本では、タバコシバンムシとジンサンシバンムシが多く発生します。どちらも乾燥した植物を好むため、パスタやそうめんなどの乾麺・かつお節や昆布などの乾物・小麦粉やパン粉などの粉物・畳・本・ドライフラワーなどに発生します。また、アリガタバチの宿主になるので、早急な駆除が必要になります。

家の中に現れる不快害虫

不快害虫

言わずもがなの「不快感」というわかりやすい被害。
考えたくもない虫たちですが、対策を講じる前に、まずはしっかりと敵の情報を把握しましょう。

群れると気持ち悪い「アリ」

害:種類によっては、毒針で刺したり、かみついたりします。
侵入経路:ドアや窓、網戸の隙間など、どこからでも侵入します。

家に発生するのは主に雑食性のアリで、エサの確保を目的に家に侵入します。アリを見つけたら、餌となる食べ残しや生ゴミなどを特定し、取り除きましょう。駆除しても同じ場所でアリが発生する場合、アリがその場所にマーキングをしているかもしれません。

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臭い「カメムシ」

害:刺激を受けたり危険を察知したりすると、強烈な臭いを発します。
侵入経路:洗濯物と一緒に侵入します。ドアや窓、網戸の隙間などからも侵入します。

カメムシは種類が多く、日本でも100種類以上が知られています。背中が亀の甲羅のような形をしていることから、カメムシと呼ばれています。イヤな臭いが特徴で、地域よっては「ヘコキムシ」や「クサムシ」などと可哀そうな名前で呼ばれています。
洗濯物に付着することがあるため、取り込む際には注意し、刺激を与えないように駆除してください。

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見た目以外の被害も「ダンゴムシ」

害:農作物やコケを食べます。見た目が気持ち悪いと感じる方もいるでしょう。
侵入経路:ドアや窓から侵入します。

体全体が丸く、刺激を受けると丸まります。子どもが一緒に遊んでいるのを見かけることも多いでしょう。落ち葉を食べて土壌を豊かにする一方で、農作物やコケも食べてしまいます。

あの足の数が…「ゲジ」

害:見た目が気持ち悪いです。
侵入経路:ドアや窓から侵入します。

一般的にゲジゲジと呼ばれる、足が多く見た目が気持ち悪い虫ですが、基本的に人間に害はありません。越冬や餌となる虫を探して家に迷い込むことがありますが、土の無い所では繁殖することができません。見つけた際には、ホウキ等で掃き出すとよいでしょう。

ゴキブリは害虫の中の害虫!?

ゴキブリは、衛生害虫・食品害虫・不快害虫の全ての性質を兼ね備えており、害虫の中の害虫と言えます。

害:サルモネラ菌、赤痢菌、チフス菌、大腸菌などを媒介します。雑食性のため、食べ物をはじめ、埃などさまざまなものを食べます。見た目が気持ち悪いです。
侵入経路:ドア・窓・排水口・換気扇などから侵入します。荷物の段ボールなどと一緒に室内に入ってくることもあります。

台所、リビング、トイレなど家中のあらゆる場所に住んでいます。エアコンにも入り込む場合があり、故障や漏電の原因になる可能性があります。病原菌を媒介し、食べ物へも被害をもたらし、見た目も気持ち悪く、まさに害虫の中の害虫です。

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害虫駆除と予防

最後に、害虫対策としての駆除と予防を紹介します。

イヤ〜な害虫。まとめて駆除には「くん煙剤」!!

害虫をまとめて駆除するには、くん煙剤がおすすめです。使用前には家電製品などにビニールをかけたり、観葉植物やペットなどを外に出したりと、いくつかの準備は必要ですが、多くの害虫に効果を発揮し、まとめて一網打尽にしてくれます。

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あらゆる侵入経路をブロック!!

害虫の侵入を予防するためには、侵入経路に対策をすることが重要です。

玄関のドアや窓はしっかりと閉め、網戸やサッシの隙間は埋めるようにしましょう。ホームセンターなどで隙間テープなどを購入すれば簡単に対策できます。キッチンやお風呂の排水口は、排水管から害虫が上がってくるのを防ぐため、ゴミ受けを活用するとともに、常にきれいに保ちましょう。

害虫が付着しやすい段ボールは、畳んで重ねたまま放置してしまいがちですが、できる限り家の中には置かないようにし、こまめに処理してください。

侵入経路や通り道に設置型の殺虫剤を置いておくのも効果的です。

家の中の害虫対策に「バルサン」!!

今回は、害虫の種類や人間への影響などを見てきました。

バルサンではさまざまな害虫対策商品を取り扱っています。玄関や窓などに吊り下げ害虫の侵入を防ぐ「虫こないもん吊り下げ」シリーズや、室内に置くだけで害虫対策ができる「虫こないもん置くだけ」シリーズ、スプレータイプの殺虫剤などがあります。そして、部屋中の害虫を一網打尽にできるのがくん煙剤です。バルサンのくん煙剤は、用法・用量を守ってご使用いただければ、小さな子どもがいても安心して活用いただけます。

しっかりと害虫対策を行い、安全で快適な生活を送りましょう。

亀崎宏樹(かめざきひろき)

この記事の監修者

亀崎宏樹(かめざきひろき)

レック株式会社ウェルネス研究開発部

レック株式会社

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